制作道場24日め、阿蘇カル(デラスーパーマラソンのウ)タ~百人一種~

制作道場24日め、8月25日は「阿蘇カル(デラスーパーマラソンのウ)タ~百人一種~」です。
以前来館されたお客様の「阿蘇カルデラスーパーマラソンをカルタにしたら?」というご提案が元になった企画です。お客様からの提案企画第2弾!

前日の「人を食ったような」の口がまだ活かされています。この日は口から赤い舌まで伸びて、カルタをのせています。

くるみちゃんが実際出場して走った、阿蘇カルデラスーパーマラソンの100キロコースを、1キロずつ振り返って読み札にしました。だから、札は絵札・読み札各100枚、あわせて200枚です。
読み札は、ルームランナーで走りながら読むのが決まりです。
1キロからはじまって100キロまで、順番に読みます。

距離が伸びるにつれて、息もあがっていきます。
長距離ランナー(100キロとか、500キロとか)でもあるくるみちゃん、たかだか100枚読むくらいの時間走ってもたいして苦しくないはずなのに、ちょっと顔をゆがめています。
後で聞くと「息あがってるほうがそれっぽいかなーと思って」と、ハアハアしたのは演技であることを認めていました。

そしてこれは「カルタ」なので、みんな競って札を取るのですが…、
実は1キロから順々に読んでいくので、次に読まれる札がわかるわけです。絵札には、キロ数が描きこまれているので「次はあれだ」と一目瞭然です。その中で、どう振る舞うか。かまわず取るのか。ちょっと遠慮するのか。人となりがまる見えになってしまって、普通のカルタとはまた違ったおもしろみがあります。
そして、最後の一枚。100キロの札です。
手を出しにくい雰囲気です。
このあと、誰が取ったのでしたっけ。

小さい写真ですが、絵札です。 ↓

この絵札、一枚の同じ木版で刷られたものです。タイトルの「百人一種」は、“百人が一種類”という意味から来てます。
体と、ゼッケンの枠だけを刷って、顔とゼッケン部分のキロ数だけ一枚一枚手描きしています。顔は全部違う顔。

くるみちゃんも本気で取りに行ってます。
“自分で作ったからよくわかっている”のだけど、そこを遠慮なんかしないのが、くるみちゃんらしいところです。

「えへっ」

みんな交代で、読み札を読み、走りました。お客様も美術館スタッフも。
夏休み後半ということで、親子連れのみなさんもたくさん来館してくださいました。
カルタ、子どもたちはすがすがしく、本気で取り合っています。


小さい子どもはカルタよりこちらで楽しみました。
貝あわせです。
木版と、それを刷った紙と、ホタテの貝の中にはって、あわせて遊びました。

人魚、きりん、エプロンおじさん…。
色がカラフルで、わくわくします。
ちょっとはみ出た木版が、小さな子どもに貴重なヒントとなりました。

そして夕方。以前来館されたとき、今回の企画を考えてくださったお客様です( ↓ )。「日曜ならまた来ることができる」という言葉を信じて日曜に企画を実施したところ、再びこの日、雨の中お越しいただきました。
この方は、以前くるみちゃんと同じレース(阿蘇カルデラではなく。また別のレース)を走ったことがあるのだそうで、前回来館時、その話で二人はもりあがっていました。お客様の赤いTシャツは「熊本城マラソン」と書いてありました。走るのがお好きなのですね…。

楽しい企画、ありがとうございました。
読み札100枚は、下の反省日記ですべて読むことができます。
「若木くるみの制作道場 制作反省日記」ブログ(くるみちゃん目線)
http://sakamotozenzo-events.hatenablog.com/
若木くるみの制作道場ツイッター
https://twitter.com/zenzo_sakamoto
 

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