制作道場28日め、石膏デッサンの石膏デッサン

制作道場28日め、8月30日は「石膏デッサンの石膏デッサン」です。
この企画は、「くるみちゃんの友人画家が東京からやってくる」…ということを見込んで立てられたものです。その友人画家の協力なしにはできないほど、重要な役割を振り当てられています。しかし、当人がそれを知ったのは、小国に到着してから。
しかも、到着したバス停でそのことを聞かされ、さらにその足で、演出に必要な石膏像を中学校まで借りに行く人手として連れて行かれ…。ほんと、すみません。

↑ 石膏像です。欠けないように、シートベルトして運びました。

友人画家・庄司朝美さん。到着早々バリバリ働かされてます。
ありがとうございます。
石膏像、たくさん借りてきました。ここまで、前日の出来事です。

8月30日当日。
くるみちゃん、石膏像になります。
頭には、水泳帽子。石膏“像”になるので、髪の毛がもさもさしてるわけにはいかないのです。
左に写っているのが、庄司さん。
前日夜には、くるみちゃんにおいしい晩ごはんをたくさん作ってくださったそうです。
ありがとうございます。
後半、疲労の色の濃かったくるみちゃんには、なによりの栄養補給だったのではないでしょうか。

くるみちゃんの背中に、石膏像を描いていきます。
描くのは、庄司さん。
こういうのを描ける庄司さんが来る、ということで、できた企画です。
くるみちゃん本人は、自分の背中に絵を描くことはできませんから。

顔や胸など、だいたいの位置を下描きします。

石膏っぽくするために、白い絵の具を塗っていきます。アクリル絵の具です。

前から見ると、こんな感じです。巻きつけているのは、白いシーツ。

陰影をつけて、だんだんそれらしくなってきました。さすが。

できました!

石膏像、ちょっと館内を歩き回って撮影です。美術作品みたい。
足にもご注目ください。

前は、こうです。

防犯カメラに石膏像。

庭にまで。足の石膏も、ちゃんと持ち出して置いています。細かい!


おかえりなさい。
ひとしきりウロウロした後で、定位置へ戻りました。
先日の企画でつけた黒い足跡が、いま歩き回った石膏像の白い足がつけた…ようにも見えますね。

くるみちゃんもただ陳列されて立っているだけでなく、まわりの石膏像をジャンジャンデッサンしていきます。

石膏デッサンをほどこされた像が、石膏像をデッサン。

くるみちゃんが描いたデッサン画です。


そんなくるみちゃんを、庄司さんやお客さまもデッサンしてます。

像の表面が、夕方にはこんな状態になりました。パリパリです。

今日も、お疲れさまでした。
最後になりましたが、直前のお願いにもかかわらず、快く石膏像を貸してくださった小国中学校に感謝申し上げます。

「若木くるみの制作道場 制作反省日記」ブログ(くるみちゃん目線)
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