境野一之・松本得三展


6月7日(土)から7月6日(日)まで約1か月間、郷土の表現シリーズvol.7「境野一之・松本得三展」を開催します。
境野一之24点、松本得三21点、あわせて45点を展示しています。
どうぞこの機会にご覧ください。
以下、展示目録より
 境野一之(さかいのかずゆき 1900-1989 福岡県出身)は、戦後熊本で活躍した画家で、海老原喜之助が設立した海老原美術研究所の所長を務めたほか、戦後まもなく坂本善三が立ち上げた前衛美術グループ「四元会」でも活動しています。風景などから生まれた、おおらかで詩的な抽象作品を描き、没後は遺された作品がつなぎ美術館へ収蔵されました。
 松本得三(まつもととくぞう 1921-2008 津奈木町出身)は、18歳で上京後、野口弥太郎に師事しながら絵を描き続けます。30代後半に水俣に居を構えてからは、東京での個展を中心に作品を発表。穏やかなまなざしの奥に独特の鋭さを秘めながら、水俣の風景や静物などを静かで物語性豊かに描きました。
 2人の作風は異なるものの、詩情溢れる画面、洗練された感覚による色彩や筆致の心地よさは、それぞれ共に流れる特徴で、私たちの心をひきつけてやみません。派手ではなくとも、誠実に自分の世界を掘り下げて生み出された作品だけが醸し出す、物語るような空間をご堪能いただければ幸いです。
 最後に、展覧会の開催にあたり、出品を快諾くださった所蔵各位、そのほか様々なご協力を賜りました関係各位に深く感謝申し上げます。

松本得三作品

境野一之作品
 

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