平成21年度年間展示計画について

ホームページの年間計画の更新が遅くなって申し訳ありません。
少々更新に時間がかかっておりますので、こちらでご紹介いたします。
芸術と自然  4月8日(木)~7月12日(日)芸術と自然は、有史以来、人間の創造活動と深く結びついています。坂本善三も自然の摂理やそのスケール感を体に刻み込むようにして作品を制作しました。それらの抽象作品を始め、当館コレクションの中から自然との深いかかわりを持つ作家たちの作品を展示します。本展が、自分たちを取り巻く身近な自然に改めて目をむけ、些細な日常の中に感動を見出すきっかけとなればと思います。
坂本善三の抽象 形に込められた心  7月15日(水)~9月13日(日)坂本善三の抽象作品は、私たちの身近にある形から発想されて描かれているものが多くあります。モチーフとしては神社の御幣や格子戸などがよく知られていますが、単にそれらのものの形を描いたのではなく、その形の持つ雰囲気や意味、そこに漂う空気感を描き出しているところが善三作品の大きな魅力です。描かれた形にこめられた心を汲み取りたいと思います。
                                  
熊本県博物館連絡協議会合同企画展 
7人の画家 坂本善三と独立美術協会の画家たち 9月16日(水)~10月25日(日)

熊本県立美術館と坂本善三美術館の収蔵品の中から名品を選りすぐり、坂本善三をはじめとする、独立美術協会を舞台に活躍した熊本ゆかりの7人の画家たちの作品を展示します。海老原喜之助ら強い個性を放つ7人の画家たちの代表作によって、坂本善三を取り巻く当時の画壇の空気が漂うことでしょう。
郷土の表現シリーズVOL2 
宮本明・田代晃三展 10月29日(木)~11月29日(日)
昨年からスタートした新シリーズ展「郷土の表現シリーズ」の第2回目です。震えるような繊細な描写で、どこかシュールな雰囲気の漂う宮本明、じっくりと対象を見据えた実直な表現の田代晃三。熊本の具象絵画の旗手としてそれぞれの画風を誠実に追求してきた二人の画家の競演です。
        
画家のまなざし 身のまわりの世界 12月2日(水)~平成22年2月28日(日)坂本善三の作品は、具象にしても抽象にしても身近な自分の足元に目を向けて描かれています。身近な道具や風景など、個人的であるはずの身の回りの世界が、深く掘り下げることによって普遍の水脈へとたどり着きました。これらの坂本善三の作品を通して、見ている私たちも自分たちの身辺に改めて目をむけ、新たな視線でものを見、そして心に刻むきっかけになればと思います。
ふるさとの坂本善三 3月3日(水)~4月18日(日)坂本善三のふるさと小国町に今でも残る坂本善三との直接のつながりを探りながら、作品を紹介します。町内の学校や個人宅に残っている作品やゆかりの品物、また坂本善三が描いた数少ない小国の風景など、ふるさとならではのものを展示し、現在も語り継がれている坂本善三の姿をご覧いただきたいと思います。             

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