木寺渡・上妻利弘展 原っぱ 10月17日から


10月17日(木)から、新しい展覧会がはじまります。
郷土の表現シリーズvol.6「木寺渡・上妻利弘展 原っぱ」。
宇城市在住の画家・木寺渡と、和水町在住の木彫家・上妻利弘の二人展です。
期間中、二人のギャラリートークも開催されます。
日時:10月20日(日)午後2時から
場所:坂本善三美術館
※入館料が必要です
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以下、展覧会の紹介文より
郷土の表現シリーズ第6弾は、画家・木寺渡と、木彫家・上妻利弘の二人展を開催します。
木寺渡(1956年生まれ・宇城市在住)は、陽光の中のなんでもない野原の雑草を超絶的な写実表現で描く画家で、2007年西日本美術展で大賞受賞、2010年マナブ間部公募展を受賞するなど、公募展を中心に積極的に発表している画家です。特別美しい野原や珍しい草花ではなく、道路わきの空き地など、私たちがどこでも眼にし、かつ特に目にも留めない野原の一角を切り取り、画面いっぱいに描きます。燦々と輝く日の光に照らされた雑草は、不思議と幻想的な雰囲気をまとい、私たちの目を釘付けにします。
上妻利弘(1961年生まれ、和水町在住)は、1999年第8回熊日21世紀アート大賞でグランプリを受賞して一躍注目を浴びた木彫家で、内外での個展を中心に作品を発表するほか、家具やおもちゃ、食器などの生活道具なども幅広く手がけています。作品は命の芽生えを感じさせる、抽象の「SEIMEI」シリーズのほか、スチールと組み合わせたアリやクモの具象作品など様々です。
二人の作品が共通して持つのは、自然へのまなざしです。平面と立体、スーパーリアリズムと抽象と表現は全く異なりますが、何気ない身近な自然、植物、生命に、常に目を注ぎ続け、心を寄せ続ける二人の作品は、深く調和しあい、子どもの頃、雑草でいっぱいの原っぱに分け入って遊んだときの気持ちを思い出させてくれることでしょう。
 

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