鑑賞教室にジョナサン先生登場


小国小学校鑑賞教室、この日は6年生です。
まずは、展示室で「善三先生の先生たち」展の作品を鑑賞します。
その後…。
今年の5、6年生の鑑賞教室は、いつもと少し違います。

小国町に滞在中のフランス人のアーティスト、ジョナサン・シティフォンさんが、今年の美術体験の講師を引き受けてくれました。
まずは、ジョナサン先生の作品をみんなでビデオ鑑賞。
自転車に木でできた羽のようなものを取り付けて、自転車をこいで進むと羽がばたばた羽ばたくような仕掛けのものを動かしている様子、風光明媚な池の中に腰までつかりながら水に浮かべたペダルのようなものを手でまわしている映像などを見て、みんな歓声を上げて見入っていました。このページの映像とか、このページの映像など。
※ジョナサンのサイトはこちら(フランス語です)
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ビデオ鑑賞後は、ジョナサン先生指導による作品作りです。
ジョナサン先生は木を使った作品を作るアーティストですが、短い時間内で木を使うことは難しいので、段ボールを素材に、グループで作品を作ります。

各グループに1枚の段ボールには、設計図が描きこまれています。その線をカットして、組み立てます。…ということを、フランス人のジョナサンが英語で伝えて、それを学芸員が日本語にしています。

いざ、みんなでカット作業。段ボールカッターでどんどん切っていきます。

取材2社!
地元ケーブルテレビ局と、某民放局のカメラが入りました。

4人ずつに分かれて、作業します。

とにかく切る!

切る!

切る!

切ったら、ジョナサン先生のところに持って行って、組み立て方を習います。

ここを曲げて、ここでテープをとめて…、ここはひもでとめて…
などなど。
通訳の方も間に入ったりしましたが、実際のところ正確に訳したりしなくても、なんとなく通じるものだなあという感じでした。

だんだん形ができてきました。

完成!
動く〝手〟です。

ひじの部分が曲がり、手先もくるくるまわります。
パーンチ!

みんなで集まって、パチリ。

みなさん、おつかれさまでした。
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できあがったのは、こういうものです。
写真左側から腕を入れて、右が手のひらになります。先端部分は、くるくる可動します。

大きいのはジョナサンサイズ。
小さいのが子どもサイズ。

後日談。
4人グループに一つの完成品だったので、学校に持って帰ってからじゃんけんして、勝った人が家に持ち帰ったそうです。じゃんけんに勝った子は、大喜びで持ち帰ってきたのだとか(その子のお母さんから聞きました)。
 

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