「柿渋座2019」開催しました

「柿渋座2019」を8月24日(土)、25日(日)の2日間で開催しました。

 

今年も多くの方が遠方から、町内から駆けつけて下さり、2日間のべ70名のみなさんと、にぎやかに柿しごとを楽しむことができました。

 

あいにくの雨でしたが、キャンセルもほぼなく、昨年から引き続き参加して下さった方々も多くいらっしゃいました。今年も去年と同様、小国町在住の建築家「たねもしかけも」(主宰:川嵜義彦)さんに関わって頂いています。

 

今年は、参加費を通しで500円頂戴しました。そして希望の方には、昨年仕込んだ柿渋をお一人ペットボトル一本(500ミリ)お土産にプレゼントしました。

 

8月24日(一日目)

 

24日(土)は午後1時から、館内で柿渋や作業の手順などの話をしたあと、外壁を柿渋で塗りました。持参の服や布を柿渋で染めて干した方も。

この日は4時に終わりました。みなさん町内の直売所で野菜を買って帰られたり、立ち寄り湯で温泉を楽しんだり、旅館へお泊りされたり、今年はじめて企画した夜の交流会に参加して下さったり。

交流会会場は小国町役場近くの「縁屋(えんや)」。最近オープンしたカフェです。閉店後にスペースをお借りして、小国町のおいしい食べものを買いまわって揃え、食事をしながら交流を楽しみました。

 

8月25日(二日目)

 

25日(日)は午前10時から、渋柿採りへ。

「子どもも安心低い木コース(秘湯もあり)」「たくさん採れる鈴なりコース」「本気で採る山奥展望コース」の3コースに分かれて頂いて、それぞれに採取に向かいました。

 

昨年の不作がウソのように、採っても入れるかごが足りないくらいの豊作ぶりでした。午前中は雨がほとんど降らなかったのも幸いでした。渋柿を採らせて下さった町内のみなさん、感謝申し上げます。

 

お昼はそれぞれにお弁当を買って美術館のテラスで食べたり、お店に食べに出たり。1時半ごろから採ってきた柿をみんなでつぶして、美術館近くから汲んできた湧水につけました。

 

 

数日して柿の渋成分が水にしみ出したら、実を採りだして熟成を待つのみです。仕込みが終わった後、別棟の外壁も柿渋で塗りました。

 

4時ごろ、最後にみんなで集合写真を撮って、今年の柿渋座を終えました。お帰りのみなさんに「また来年!」と声をかけてお見送りしました。みなさん、またぜひ次回もご参加ください。

 

追記

柿採りの帰りに、秘湯の近くで釣り人を見かけた女性チームが「釣れますか?」とおじさんに声をかけたら、なんと釣りたてのヤマメを頂いてしまったらしく、美術館に生魚が持ちこまれました。「まあ~、このくらいの大きさのが、一番おいしいのよ~」という地元のお母さん方の声を聞きながら、炭をおこして七輪で焼き上げました。子どもたちも大喜びでした。みんなで一箸ずつ頂きました。おいしかったです!

 

そして、交流会会場となった「縁屋」、一階はカフェですが二階はゲストハウスなのです。交流会にご参加のみなさんが3組、宿泊を利用されました。古いお店を素敵空間にリノベーションしています。そして、それを手掛けたのが「たねもしかけも」の川嵜さんです。お風呂設備はこれから仕上がるそうです。

 

昨年は日帰り6回のシリーズで開催しましたが、今年は2日間の日程でした。町内の旅館やゲストハウスにお泊り頂いたり、小国の温泉や食べものを楽しまれた方もいらっしゃいました。泊まらずに2日続けて通ってくださる方もありました。みなさん、雨の中ありがとうございました。美術館スタッフも、ご参加の方との共同作業や交流を楽しませて頂いています。

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