森美術館ラーニング・プログラムルーム

現在開催中の展覧会「コレクション・リーディングvol.7 おぐに美術部と作る善三展『好きなものを好きって言う』with 森美術館」。
今回はこの長いタイトルの中の「with 森美術館」の紹介をします。
当館は、2021年の森美術館のラーニング・プログラム「まちと美術館のプログラム『アート・キャンプ for under 22 Vol.6 IN/BETWEEN:美術館をつなぐ』」以来、同プログラムで連携活動を続けてきました。このオンラインでの連携活動のつなぎ手となったのがおぐに美術部のメンバーたちでした。
活動の3年目となる今年は、これまでの連携活動でのやり取りやそこから派生したものが加わり、本展の中で「森美術館ラーニング・プログラムルーム」として紹介されています。
その一つが、森美術館側から参加しているアーティストの山田毅さんと、おぐに美術部メンバーとの往復書簡です。3月の東京ツアー以降、「好きなものを好きって言うってどういうことだろう」というお手紙をやり取りしてきました。その様子が展示されています。
もう一つは、このプログラムに全国から集まった若者たちが本展に寄せた感想や作品です。初日に当館で開催されオンラインでも中継された美術部メンバーによるギャラリートークを受けて、プログラム参加者の皆さんも自分の「好き」をそれぞれのやり方で表現しています。
森美術館のプログラムが当館の展覧会に深くかかわり、当館の展覧会が森美術館のプログラムの舞台になるという、互いに影響し合いながら枠組みを超えていく活動の成果をご覧ください。

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