「坂本善三とヨーロッパ」
1月22日から「坂本善三とヨーロッパ」が始まりました。
当館は1995年の開館から今年度20周年を迎えました。その開館20周年記念として、今年度は「善三美術館お蔵出し」企画を開催中です。1月22日からは、お蔵出しの第4期「坂本善三とヨーロッパ」の展示となっています。善三の作品と合わせて、ブラン・ボガルト、ハンス・アルトゥング、クロード・ギャランジューの作品をお楽しみいただけます。3月13日(日)までです。みなさまのお越しをお待ちしています。
以下、展示目録より
「坂本善三が46歳で渡欧し、作風が大きく変わったことはよく知られています。また、晩年に相次いでパリで作品発表したことが海外での評価の高まりへとつながりました。
坂本善三の作品は、日本的な抽象であると高く評価されていますが、日本であることをことさら追求したわけではなく、「自分とは何か」ということを追及することによってたどり着いた普遍性を持っています。それが結果としてヨーロッパでも高い評価を受ける要因となっており、ヨーロッパの画家たちとも共感しあえる作品を生み出したのだと思います。
ここでは、坂本善三の晩年のリトグラフィを中心に、当館に収蔵されている海外の画家たちの版画作品を展示します。洗練された色彩や重厚な表現の競演をお楽しみいただけると思います。」