「草花で染めよう」 ファミリーコース〈4回目〉

ファミリーコース〈4回目〉

 

8月27日(土)は、「草花で染めよう」の回でした。

スタッフ杉によるこの回、色んな草花で染めてみようか、土も使ってみようか・・と色々考えた結果、藍の生葉による二種類の染め方に集中することに。「叩き染め」と「絞り染め」に挑戦です。

 

はじめに「叩き染め」。

叩き染めは、葉っぱを布に挟んでトンカチで叩き、布に色を移す染め方です。

単純な染め方なので、子供たちも張り切って染めてくれました。

 

張り切りすぎて、布に小さい穴が開いてしまったりという子もいましたが、重いトンカチを小さな手で一生懸命叩き続けてくれました。

並べ方にも工夫があったり、力加減の強弱だったりと、出来上がりも様々でした。

 

 続いて「絞り染め」。

こちらは、畑の藍を茎ごとすべて刈り取ることから始めました。

ハサミをにぎった子どもたちのたくさんの手によってあっという間に収穫完了。

次は茎から葉っぱを外します。

枯れていない緑の葉っぱだけボウルに集めて・・なんだか農家の風景のよう。古民家の美術館にしっくり合います。
 

布を絞る作業では、輪ゴムとラップを使います。

布をつまんでたくさんくくったり、少しだけにしてみたり。ギュッとしたり、ゆるめてみたり・・。

ラップも一緒にくくるとどうなるかな・・・?

中には絞り染め経験者の方もおられ、布をねじって留めるという上級技も!

 藍葉をミキサーにかけ、袋で汁だけを絞り出したら、急いで布を浸します。

藍は酸化するとどんどん染着力が弱まるので、新鮮なほど良いのです。

染めた布はギュッと水気をきって、一度日に干します。太陽の力でぐっと良い色に染まります。

三回目までみんなで順繰り染められました。

ミキサーをかけていると、わらわらと子どもたちが集まって、葉っぱが小さくなっていく様子を興味津々で見つめている姿がなんともかわいかったです。

出来上がりも、家族の数だけ同じものは一つもなくて、にぎやかな模様が並びました。

 

はじめはどんよりくもり空で始まった教室でしたが、布を干す頃には良い具合にお日様も顔を出し、親子でのんびり声を掛け合いながら、良い空気の教室となりました。

 次回は9月24日(土)、上妻利弘さんによる「木で遊ぼう」の教室の予定です。お楽しみに!

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