「見せ場を作らぬ」ー坂本善三の自然態ー

本日より、新しい展覧会「見せ場を作らぬ」ー坂本善三の自然態ーがはじまりました。
(2023年7月17日まで)

「見せ場を作らぬ」とは坂本善三の座右の銘の一つです。「自然態で体を知ること。それが絵にとって大切なことだと思う。」と語っているとおり、晩年の作品には、雲の流れや水の流れ、空の色、日の光など、自然の中に偶然生まれたかのような形が描かれています。これ見よがしの作為を排除し、自然の摂理のように自我を滅したところに初めて生まれてくる画家の真の個性。そこへの到達を目指し続けた坂本善三の晩年の傑作をご覧ください。

 

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