善三「素描と油彩ー表現の生まれるところー」
坂本善三の「素描と油彩ー表現の生まれるところ」が、始まりました。
「さまざまな油彩の一方で、多数の素描を残した坂本善三。その種類は、スケッチブックに残されたデッサンから、新聞や雑誌の挿画、旅先などでの風景のスケッチなど多岐にわたります。
坂本善三は、長時間滞在していたという喫茶店でいつも、コップの水を指につけてはテーブルにイメージを次々に描いていたといいます。ペンや鉛筆によるデッサンでも、チラシの裏や封筒の裏など、日常の中にあるさまざまな紙に描かれており、しかもそれが大変きれいに保存されており、デッサンが坂本善三にとっていかに大切な作業であったかということが伺えます。」（展示目録より）
デッサンと、それをもとに描かれたと思われる油彩の作品をあわせてご覧いただけます。
動物のデッサンも。
パリの街角を描いたスケッチブック。
今回の展示は、11月21日（木）から１月１９日（日）までです。
ぜひ、お越しください。
以下、いちスタッフのコメント。
スケッチブックの鉛筆描きのモチーフに、善三おなじみの“形”も見ることができます。大きな作品も、こんなに小さなスケッチからはじまったのだなあ…と、興味深いです。
未完成の油彩。
新聞の折込チラシの裏に描かれた何枚もの抽象デッサン。
普段はなかなか展示されることのないものが、今回はたくさんあります。
展示棟の雰囲気も、いつもとちょっと違います。
ぜひ、ご覧いただきたいです。
