ZENZOアートクラブ最終回


“アートによる次世代育成プロジェクト”「ZENZOアートクラブ」、6月からはじまったこの活動も10月17日(土)の6回目で最終回です。
自分たちで考えて、自分たちでやってみるアートのクラブ。
小学校三年生以上が対象と募集して、参加してくれたのは女子7人男子2人の計9人でした。

「秘密基地のツリーハウスをつくる」という計画を立てて、みんなで作ってきました。
夏休みは1泊2日で、合宿もしました!
昼、夜、朝、昼と4食をともにして、みんなのきずなも強くなったようでした。

最終回の今回は、みんなで看板づくりです。

「自分たちで考えて、自分たちでやってみる」ため、大人が机上で考えたようなすっきりした内容にはなりません。
この看板も、みんなの意見がまとまらなかったので、「立てる看板」「つるす看板」「旗の看板」「注意書きの看板」と、いろんな種類の看板をそれぞれに作ることになりました。

こちら、旗チーム。

立てチーム。

ひも吊りチーム。

注意書きチーム。
短い時間内で、集中してがんばりました。
完成です。

立てる看板。かわいい!支柱にも水玉をつけてました。

「これ、おれたちが作った!」

「大切にして、ケガをしないように遊びましょう」と書いてあります。
旗の看板。2枚あります。


みんなお疲れさまでした。
みんなで作ったツリーハウスの上で、発表会です。この時間に合わせて、保護者のみなさんにはお迎えの時間より早めに集まっていただきました。

「ひとりずつ感想を言って!」の声に、恥ずかしがってゆずりあい。

「自分たちで考えて決められるのがよかった」
「泊まったのが楽しかった」
「バーベキューのお肉がおいしかった」
「来年もやりたい」
なんとかひとりずつ感想を言ってもらいました。
ZENZOアートクラブの講師として、子どもたちを見守って進行のアドバイスをしてくれていた岡山さんからもひとこと。
ねぎらいや評価のことばのあとに、岡山さんの立場からの感想として「自主性にまかせたいところだけど、まかせてしまってはできない、ということがよくわかりました」と手綱をゆるめたり締めたり、大変だったんだろうなということが伺えました。ありがとうございました。

感想の発表がおわってから、みんなが持ち寄ったお菓子で打ち上げ!

学芸員山下から、みんなが写った写真の贈呈。
まるで卒業証書のように、ひとり一人の活躍をたたえながら手渡しました。

美術館にとっても、初めての試みだった「ZENZOアートクラブ」。

自分たちで考えて自分たちでやってみる、という先行きのわからないスタートでしたが、みんなで協力してこんなに素敵なツリーハウスができました。


また来年!
***おまけ*********
そして、最後はやっぱり、段ボールそりすべり!

「おしまいです」の終了のあいさつの後も、ひとしきり遊ばないと気がすまない。迎えにきたきょうだいも混じって、大にぎわいでした。

「来年もぜったい来るやろ?」「あたりまえやん!」と言い合って、終わりました。
おつかれさまでした!
 

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