宮原小学校鑑賞・体験教室

今日は宮原小学校の鑑賞体験教室。6年生42名が来館しました。
今日も子どもたちは作品を鑑賞して、次々にすばらしい感想を聞かせてくれたのですが、その中でも、本日の名言をひとつ。
「この線は刀で切ったような線だと思いました。」
これは、アルトゥングの作品の、一本の白く細い曲線が黒い画面の真ん中に描かれているものを見ての一言。
確かに、フォンタナのキャンバスを切った作品のような弧を描いて、黒い空間を白い線が切り裂いている作品なのです。その子はもちろんフォンタナなど知るはずもなく、事前に私や先生がこの作品について説明したわけでもないに、考え考え、この言葉を述べました。
子どもに抽象は難しいのではないかと思うのは、大人だけですね。

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