藤原雅哉展「縁日」フィナーレ 10/30-11/20

 「藤原雅哉」。この名を今年小国の人々は一体何度耳にしたことでしょう。


坂本善三美術館において、シリーズ「アートの風」vol.1として開催してきた「藤原雅哉展『縁日』」は、さまざまな展示やワークショップからなる展覧会です。「人々が縁日に集うような雰囲気を美術館に作りたい」という作家の思いがこめられたその名のとおり、多彩でにぎやかで笑いと楽しさに満ちたものでした。それらはユーモアの衣をまといながら、私たちの心の中の何かをハッと呼び覚まし、きらりと輝く小さな「かけら」を残していきました。


これまで、アーティスト藤原雅哉が皆さんの心の中に残していった「かけら」は、その後どうなっていますか?忙しい日常の中で普段思い出すことはなくても、ふと思い立ってそっと取り出してみると、あの日みんなで笑いあった穏やかな空気ごと、より輝きを増して心に蘇ってくるのではないでしょうか。


いよいよ「縁日」展はフィナーレを迎えます。


一人の作家が美術館を取り巻く空気そのものを作り出す作品です。ぜひご覧ください。そして、最後のお祭り「縁日」をたっぷりお楽しみください。

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