美術教室・ろうけつ染め
坂本善三美術館は、3つのコースの美術教室を開催しています。
この日は、「手作りコース」。毎回いろんな“手作り”をテーマに楽しんでいます。
今回のテーマは、「簡単ろうけつ染め」です。
サラシを適当な大きさに切って、あたためて溶かしたろうそく(普通の仏壇用でOK)に筆をつけ、絵の具で絵を描くようにさらしに絵を線描きします。(ろうが布の下に浸透するので、木枠に布をピン留めして、布を浮かして描いています)
線を描いたら、染料で色をつけます。描いたろうの部分ははじくので、色がつきません。
↑ 色がつきました。ナスですね。紫色は、赤と青の染料をまぜて作った色です。
外側にろうで枠を囲って、その中に黄色の地の色をつけています。
布をドライヤーなどでよく乾かしたら、熱いお湯でろうを溶かして、落とします。熱いので、厚手の手袋をして作業します。
※そのお湯を台所に流してしまうと、ろうが固まってくっついてしまうので、注意!
乾かして、最後にアイロンがけをすると染料が定着して、完成です。
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新入りスタッフも、勉強のため一緒に作業させてもらいました。
ろうけつ染めなんて、初めてです。でも、思ったよりも簡単で、そして楽しい!
9月の手づくりコースのテーマは「布小物作り」、10月は「手づくりアクセサリー」です。