美術教室・親子でTシャツづくり
親子で楽しむ美術教室「ファミリーコース」、今年度2回目の6月のテーマは「Tシャツづくり」。シルクスクリーンでファミリーごとに版を作り、用意したTシャツや布バッグにプリントしました。
当日、それぞれに子どもたちが事前に描いた絵を持ち寄ってもらいました。その絵を版のサイズに合わせて配置する作業から、スタートです。必要な人はコピー機で、縮小・拡大。はがき大のサイズにできたら、スクリーンに描き写します。そこまでのデザインがとっても大事! 線も、細くなりすぎず、そこそこの太さにすることがとっても大事!
黄色や透明の液を塗ったり乾かしたりしながら、オリジナルの版を作ります。
茶色のペンで描いた線を、特殊な液をつけて消して、線の部分を「穴あき状態」にしているところです(そうすると、版の上にのせたインクが、線の部分だけ下に通って、線に色がついたようになるのです)。
筆に液をとって版に描いた線をすりすりしていると、線がゆるんではがれます。それをティッシュでふきとります。
いよいよ、プリント。こんな↓道具を使います。
インク(上の写真では、瓶に入っているオレンジのもの)をヘラですくい取り、写真下部にある木枠の版(シルクスクリーン)にのせます。そして、スクイージー(白い四角いもの)で、のせたインクをなすりつけるように版の上を滑らせて、下に置いた布にプリントするのです。
上の写真の左の人の手元を見てください。ぐいーっとスクイージーを滑らせています。
これでインクがTシャツについたはず…。
そーっと版をはずしましたよ。
「できたかな?」
ばっちり!
黒いTシャツに、かわいいワンちゃんのイラストがプリントされました。
うっかりインクを飛ばしたり落したりしないように、版を置くまわりに新聞紙を敷いて汚れ防止をすること、これが、とっても大事なことなのです。
布バッグにもプリント。
※この上の写真は、退屈してぐずってた男の子にカメラをのぞかせてシャッターを押してもらって撮れたもの。よく撮れてますね~
Tシャツだけでなく、布バッグもたくさんできました。みなさん子どもの学校の体操服入れ用、お弁当用、うんぬんかんぬん…と、たくさん作りました。
そして…
写真の右上にチラーっとのぞいているのは、参加メンバーが持ってきてくださった“おすそわけ大根の山”。
コンテナいっぱい、ずっしり太った立派な大根がてんこもりです。真っ白でピカピカつやつや、ハリハリの新鮮でおいしそうな大根。参加のみなさん、スタッフ、さらにはこの日別の催しでお越しのゲストの方のお土産にまで行き渡るほどの量を頂きました。ありがとうございました~。