25日め「四畳半まんが」
8月26日、25日めは「四畳半まんが」でした。
坂本善三美術館は、全館畳敷きの美術館です。くるみちゃんがいつも使っているスペースも、もちろん畳の部屋。部屋を見てるうちに「畳って、まんがのコマ割りみたい」 だと思ったそうです。
前日は月曜で休館でした。くるみちゃんはずっと作業していたようです。でも、まだまだ。
畳は昨年替えたばかりで、まだ替えない予定なので、黒い部分は“ビニールテープ”です。切って、貼ってます。
「うわっ、すごい」
「あ~、すみません、まだ完成じゃないんです。途中だけど、でも…。よかったら、そこの3Dメガネをかけてもらえませんか?」
「お客様が3Dメガネをかけると~…」
くるみちゃん、畳を一枚外したスペースに横たわっていて、それから…
むくり。「みなさん、かけましたね!メガネをかけたら…。起き上がって~…、走る!!」
3Dメガネをかけると、絵が立ち上がって立体的に見える!…というわけです。
「おもしろい!」
「よく考えつきましたね」
…この二つのコメントは、会期中何度もお客様から頂いた言葉です。
その後も…
未完成のまま、お客様に披露しました。
みなさん、とてもおもしろがって下さいました。
その横で、美術館スタッフの“造形チーフ”が、くるみちゃんの衣装を手づくり。
畳人間、完成です。
畳を上げたスペースに寝転ぶくるみちゃん
平面だった畳から、“絵”が飛び出してくる3D、なのです。
「私、顔も描かなきゃ、じゃない?劇画っぽく!」
「絵の具?」
「あ!それもビニールテープでいいんじゃない?」
「あー!!、それ、いい!!」
「どうですか?」
「はじまるよ!」
3Dメガネ装着!
絵が立ち上がって、走る!
「すげ~、おんもしれえ~!」
その後も、お客さんが来ると、3D化!
お疲れさまでした。
「この日のくるみちゃん本人の反省日記」